2015/04/21

【AIRBUS工場見学】エアバス社ハンブルク工場A320製造ライン見学!(アウトバーン疾走1000km ドイツ〜デンマーク高速道路ドライブの旅 Day3-Part2)|エアバス ハンブルク工場 ドイツ

AIRBUS-BELUGA-no.4-Airplane エアバスベルーガ4号機
前回からの続き。美しいエルベ川沿いのホテルに泊まった私は、翌日車で10分ほどの”エアバスAIRBUS社ハンブルク工場”へと足を運びます。言わずと知れた航空機の巨大工場です。




まるでトヨタのようなエアバスの街

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昨日ホテルで気がついたのですが、私以外は”航空関係”の方が多く宿泊されていました。どうもこの宿自体が、エアバス社御用達のようです。明らかにどこかのエアラインのIDをつけた人がいるし(態度が悪くてムカッときましたが・・・)、何だか飲み会をやってるし。豊田市みたいなもので、伸び代の多い産業が地域経済に好影響を与えている良い例でしょう。

エアバス社ハンブルク工場の正門

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さて、こちらがエアバスハンブルク工場の正門です。当たり前ですが、中は撮影禁止。ただし、外からでも珍しい風景が見えるので、結構面白いです。

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まずは車を駐車しなければなりません。事前にメールで受け取った案内PDFによると、正門を通りすぎて少し行った場所に駐車場があるようです。実際に行ってみると、しっかりとしたゲートはありましたが・・・専用のIDカードがないと進めません。

少し待っていると、ヒゲのおじいさんが笑顔で近づいてきました。警備員の方です。見学する旨説明すると、肩を竦めて俺は良く分からんとのこと。(一緒に眉毛が動くので面白い)

ゲートの先の事務所に英語を話す人がいるので聞いて欲しいと言われ、とりあえずゲートを開けてくれました。ちなみにここまで全部ドイツ語です。勝手に解釈!

事務所に入って「すみませんー(日本語)」と言うと、口ピアス標準装備のお姉さまが登場!あ、ヤバイかも!しかしながら怖いのは見た目だけで、優しく、英語も通じる人でした。見学ツアーの事は良く分からないようでしたが、『とりあえず好きな所に停めていいわよ!』とあっさり快諾。

ドイツ人の懐の大きさ、そしてエアバス社のしっかりした様子に感心。会社がダメだと、社員に悪い雰囲気が出ちゃいますからね・・・。皆明るくて感じが良いっていうのはとても重要な事です。




エアバス工場見学ツアーの受付へ

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無事車を停めたら、徒歩で先ほどの正門まで戻ります。正門の左側に建物があり、そこの1階でツアー会社の人に挨拶をして受付。WEB予約は済んでいますので、IDとしてパスポートを出せば、後はスタッフの人が照合してくれます。

どうもこの建物は福利厚生棟のようです。病院やショップが入っており、社員向けのツアーの張り紙もちらほら。以前行ったボーイングのエベレット工場よりも、アットホームな雰囲気を醸し出しています。

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表に出て、少し待つとガイド役のおば様が登場。格好が若くて生き生きとしたオーラを感じます。思ったよりもツアー客は多く、20人ほど。ヨーロッパの人も居れば、アメリカ人、中東の人など、多国籍です。無線のレシーバーを受取り、注意事項を聞いて、早速工場内に入ります。

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このツアーの素晴らしいところは、『現場に近づけるツアー』と言う事です。移動は社員が使う構内バスですし、工員の人がランチを食べている隣を歩いたりと、とにかく社員目線で案内をしてもらえます。

また、案内役の方も一生懸命に話をしてをしてくれますし、最後に『ごめん!時間が足りないから延長してもよい??』と、サービスで30分延長。マニュアル通りの決まりきったツアーなら、こんなに面白い経験は出来ないでしょう。




エアバス社はスカイマークに相当怒っている?

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【エミレーツ向けA380初号機と思われる機体の試験風景】
自分で行って聞くのが重要ですので、あえてここでは多くを書きません。ただし、私の中で特に印象に残った、「飛行機の発注」と「損益分岐点」に関するお話を取り上げたいと思います。

説明の中で、『飛行機は一度発注したら、途中でキャンセルする事はありえません!』と3回ほど言っていました。開発に大変な投資をしている物ですから、一機売ればすぐに利益が出るものではありません。何機も売って、その後やっと利益が出るようになるのです。

また、高額な買い物ですから、もしキャンセルされても、宙に浮いた機体を他社がタイミング良く買ってくれるとは限りません。彼らは大きなリスクを承知で、真剣に商売をしているわけです。


ちょうど、この時期、日本のスカイマークのA380購入中止が問題になりましたが、恐らくその事も頭にあったのでしょう。真剣に商売をしている会社が”コケ”にされたのですから、それは本当に怒っていると思います。

スカイマークがどんな会社かは私は良く知りません。しかし、ヨーロッパそのものを相手に、喧嘩を売ったのですから、取るべき責任は相当大きいと考えるべきです。ちなみにA380を買うと言うニュースを見た時、『絶対に失敗するなー』と考えていました。基礎体力も曖昧な会社が、最高級の飛行機を買うのですから、釣り合う訳がありません。

人間も、会社も、謙虚さだなと痛感する出来事です。(・・・エアバス社も、その事は知っていて無理して契約したとの噂もありますが・・・。)

何故こんなに詳しい?

ところで、先ほどから登場しているガイドの方が、やたらと内情に詳しいのは何故でしょう?確認すると、エアバスの社員の方でした。購買部門や、品質管理部門などなど、多数の部署を経験している内に、『英語も出来るんだしやってよー』と、ガイド役をお願いされたのだとか。

経験を沢山しておくことは重要ですね。どこで役に立つか分かりません。この人のおかげもあると思いますが、本当に面白い体験が出来ました。これからエアバスの飛行機に乗る時には、ついつい懐かしくなってしまうことでしょう。

幻のエアバス機”ベルーガ”登場

AIRBUS BELUGA エアバスベルーガ4号機
さて帰るか〜と駐車場に向けて歩いていると、突然大型の航空機が現れました。おっこれは世界で5機しか製造されていない、エアバスベルーガではありませんか!。なんと言う幸運。この飛行機は飛行機の胴体などを丸ごと運ぶための機材ですが、狙ってもなかなか見られるものではありません。本当に来て良かったなと思いました。

エアバスハンブルク工場見学ツアーの申込み方法

今回お世話になった『GLOBETROTTER TOURS』さんは、以下よりWEB申込みが出来ます。


GLOBETROTTER TOURS:
http://www.globe-tours.de/en/visit-airbus/airbus.html


わずか14ユーロでこんな経験が出来るのですから安いものです。英語ツアーは設定日数が少なくなっていますので、ご注意ください。買い物に使うお金があるのならば、ほんの少し経験に回すだけで人生にプラスです。




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