スミソニアン国立航空宇宙博物館(別館Steven F. Udvar-Hazy Center)の基本情報
・ 開館時間:10:00~17:30(ただし祝日等は19:30まで延長される場合もある)
・ 開館日:12月25日以外は開館
・ 入館料:無料!
・ レストラン:マクドナルド&マックカフェあり
・ 15ドルの公共駐車場あり
・ 備考1:入場時に金属探知機・X線による検査がある
・ 備考2:離れた場所に本館がある
⇒【ドライブスポット】スミソニアン国立航空宇宙博物館(本館)
(※必ず最新情報をご確認ください)
1.概要
2.博物館の展示
この黒い機体はSR-71ブラックバードです。マッハ3の超音速で高空を飛び、敵地の偵察活動を行っていました。映画トランスフォーマー2の1シーンでこの場所が登場し、ストーリーの重要なポイントとなります。
翼の無い胴体のみながら、日本製の二式複座戦闘機屠龍です。日本本土が空襲された際に、B29等の迎撃に使用されました。アメリカ軍は戦中・戦後と各種兵器を実験資料として接収しています。戦いに勝つために、相手の弱点を探って自分達の強みを生かしていったのです。
後ろの大型機と共に展示されているのは、夜間戦闘機月光です。戦争末期に大型爆撃機の迎撃に使用されました。後ろに展示されているのは広島に原爆を投下したB-29”エノラ・ゲイ号”です。
一時期展示方法について議論になっていましたが、日本の航空機と共に展示しているのは、戦争の愚かさ(相互に大きな痛手をこうむること)を現していると感じます。
私には良いも悪いも無いと思いますが、何も知らない若い世代がここを訪れる度に、”何故このように展示しているのか?”と疑問を感じられればそれで良いと思います
ここまで軍用機が続きましたが、もちろん民間機も多数展示されています。例えば超音速旅客機として有名になったコンコルドです。事故によって廃止となりましたが、運用の手間やコストを考えるといつかは無くなってしまう運命にあったのではないでしょうか。
なおアメリカ、ワシントン州シアトル近郊のThe Museum of Flightでは機内を見学することも可能です。
冒頭にも掲載しましたが、スペースシャトルまでもが収蔵されています。(※こちらの写真は2005年当時のためモックアップ) 現在実際に展示されている機体はスペースシャトル”ディスカバリー”です。
アメリカ国内でも人気が高い展示であるスペースシャトル。スペースシャトルの引退後は、当面通常型のロケットが宇宙への足として多用される予定です。
ここまで簡単にご紹介しましたが、中は非常に広くじっくり見たければ2日はかかる規模です。本館も別館も入場は無料ですので、主要な目的地としてご訪問される事をお勧めします。