2016/11/04

【高速道路】スイスの高速道路通行料金はシールを買って支払う-ヴィニエットの購入方法-|スイス

スイス高速道路ヴィニエット Switzerland-vignette
ヨーロッパの高速道路はドイツのアウトバーンを筆頭に、無料の場所が多数を占めます。しかし時として有料の高速道路がある事を忘れてはなりません。今回はスイスの高速道路料金の支払い方法について解説します。




スイスの高速道路は”有料道路”

ドイツのパーキングエリア
ドイツのアウトバーンは国境を越えて各国の高速道路と接続されていますが、シェンゲン協定締結国の国境に特別なゲートがあるわけではありません。つまり気がつくと国を越えていることがあるのです。スイスも例外ではありませんが、実はスイスの高速道路は”有料道路”となっているため、利用者は料金を支払う必要があります。

問題点は料金所というものが一切存在しない事です。有料なのに道路を走っている途中で支払う場所が無いのです。料金所の代わりに採用されているのが前払い方式であり、通行証となるシールをヴィニエットVIGNETTEと呼びます。




スイスヴィニエットの購入方法と料金

ドイツのパーキングエリア2
ヴィニエットは12/1〜1/31まで1年間有効の通行証です。一度購入すると1年間高速道路は乗り放題になります。注意すべき点は有効期間で、8月に買っても10月に買っても終了期限は1/31です。

購入はスイス国境手前のサービスエリア売店で可能であり、売場の店員さんに買いたい旨伝えるとシール型のヴィニエットを取り出してくれます。

スイス高速道路ヴィニエット Switzerland-vignette2
こちらがヴェニエットです。1枚40CHF(スイスフラン)。売店で購入する場合は現金のみでしか売ってはもらえません。

スイス高速道路ヴィニエット Switzerland-vignette3
購入したら台紙から剥がして自分で車の窓に貼り付けます。裏面に説明が書いてありますが、貼り付ける位置を間違えても無効、貼ったものを剥がして再利用しても無効になります。写真は適切な貼り付け位置の事例です。

ヴィニエットを貼らないとどうなる?

スイスのパーキングエリア Switzerland-restarea
もしもヴィニエットを貼り付けないとどうなるのでしょうか?もちろん道路料金を踏み倒して走る事になるので違法行為です。

実際に道路を走っていると国境の切れ目で高速道路が一瞬一般道になる事があります。その切れ目の部分でスイス側の警官が見張っている事がありました。警官は一台ずつ挨拶するふりをして、ちゃっかりシールをチェックしています。つまりシールが無い車はその場で誘導され、チケットを切られる事になります。

違法行為の対価は200CHF(スイスフラン)。一度の失敗で5倍の料金を払う事になりますので、『短期の旅行ならもったいない!』と思わず事前に料金を支払う事をオススメします。




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