2016/08/27

【欧州仕様】三菱自動車アウトランダーPHEV MITSUBISHI OUTLANDER PHEV ビッグマイナーチェンジ型

アウトランダーPHEV欧州仕様 Outlander-phev-euro
以前レビューしたアウトランダーPHEV。あまりにもデザインが不人気だったのか、わずか2年ほどで「ダイナミックシールド」と呼ばれる新しいフロントデザイン採用したモデルへと変更になりました。




三菱自動車では珍しい短期でのビッグマイナーチェンジ

アウトランダーPHEV欧州仕様 Outlander-phev-euro2
先の形式である初期型PHEVについては「走りは良いのに、デザインがあまりにも悪くチープ」とレビューしました。三菱自動車側に自覚があったかは知りませんが、ユーザーは正直で販売不振を招く事となりました。

そこで行われたのがフロントデザインの見直しや、細かな改善を行うビッグマイナーチェンジです。三菱自動車は毎年一回の年次改良は行っていますが、デザインを大幅に変えるほどの改良はなかなか行われません。

例えばデリカD:5は2007年の発売以後デザインのベースは同じまま10年近く販売が継続されています。旧型アウトランダーでも「ローデスト」と呼ばれる特別仕様でフロントにジェットファイターグリルが採用されていますが、それが実現したのは発売から4年後のことです。

内装の変更と数々の見えない改良

アウトランダーPHEV欧州仕様内装 Outlander-phev-euro-interior
一番目立つのはフロントデザインの変更ですが、内装の一部や見えない部分の変更も多数行われています。例えば吸音材を増やして静音性を向上したり、サスペンションの取り付け方法を改良する事で乗り心地を改善しています。

アウトランダーPHEV欧州仕様内装 Outlander-phev-euro-interior2
ステアリングも全く違う型へと交換されていますが、前の型で非常に不満だった”古臭いコンソール”には手が加えられていません。中途半端(チープ)なピアノ調パネルがかえって微妙さを強調しているような・・・。




アウトランダーのステアリングがクラウンそっくり?

トヨタクラウンステアリング Toyota-crown-steering-wheel
アウトランダーステアリング Outlander-steering-wheel
ところでこれまで三菱車で普及していたT字型ステアリングが突然4本ステアリングになって違和感を覚えました。何故だろう?と考えていたところ、クラウンのステアリングとやけに似ている事に気がつきました。ボタンの配置が違うので同一品ではありませんが酷似と言えるレベル。

高級感をなんとしても演出したかった三菱が真似した・・・?のかもしれません。真実は定かではありませんが、スポーティーなSUVだったはずのアウトランダーが高級セダンを意識してどうするのでしょうか。

余談ですが、以前三菱のディーラーへ行った時にRVRが置いてありました。営業マンが「見てくださいこのリアテール。レクサスISソックリでしょ!」とか「見てくださいこのサイド。3シリーズソックリなんですよ!」と真顔で言われた事があります。

三菱ユーザー故に大目に見ましたが、ある意味では他のメーカーを評価してしまっているわけで営業として情けないし、そもそも指示している側がそう言うように強制しているとすれば、自分達の商品の売りが分かっていない証拠です。

三菱自動車に対するドイツ人の反応は微妙

三菱PHEVシステム Mitsubishi-phev-system
様々な自動車が集結するフランクフルトモーターショーでPHEVを観察したわけですが、三菱ブースは巨大な割に人がとても少なく寂しい限りでした。やはりデザインとかラインナップが微妙に思われているのではと感じます。

旧型のアウトランダーは乗れば乗るほど「欧州車を良く研究しているな」と思わせる所がありました。剛性、ステアリング、ウェルカムライトや分割リアドアなど細かな便利機能の数々。実際アウトバーンやスイスの高速道路を走っていると、旧型が追い越し車線を150km程で抜かしていくのを良く見かけました。一方発売から時間が経っているにも関わらず新型は皆無。

厳しい台所事情もあるでしょうが、中途半端な改良による資金の逐次投入より、不人気を認めて一気に作り直す事を選択した方が最終的には経営にプラスなのではないでしょうか。相変わらず経営者が何を考えてゴーサインを出したのか良く分からない車だと思います。




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