2013/01/06

【ドライブスポット】スミソニアン国立航空宇宙博物館(別館・Steven F. Udvar-Hazy Center)

space-shuttle スペースシャトル(モックアップ)
スミソニアン国立航空宇宙博物館(本館)には”Steven F. Udvar-Hazy Center”と呼ばれる別館が存在します。実は別館の方が規模が大きく、飛行場に隣接しているため大型の航空機が多数展示されています。




スミソニアン国立航空宇宙博物館(別館Steven F. Udvar-Hazy Center)の基本情報

・ 場所:ワシントンダレス国際空港近辺
・ 開館時間:10:00~17:30(ただし祝日等は19:30まで延長される場合もある)
・ 開館日:12月25日以外は開館
・ 入館料:無料!
・ レストラン:マクドナルド&マックカフェあり
・ 15ドルの公共駐車場あり
・ 備考1:入場時に金属探知機・X線による検査がある
・ 備考2:離れた場所に本館がある
  ⇒【ドライブスポット】スミソニアン国立航空宇宙博物館(本館)

(※必ず最新情報をご確認ください)

1.概要

smithonian-annex スミソニアン博物館別館
別にご紹介した本館の別館として2003年にオープンしました。こちらはダレス国際空港に隣接しており、滑走路を使うことが出来ます。従って、飛行してきた機体を直接搬入することが可能です。二つの館を合わせることで、航空・宇宙博物館としては世界最大規模を誇ります。




2.博物館の展示

早速ですが博物館の中を順番にご紹介していきたいと思います。

sr-71 blackbird
この黒い機体はSR-71ブラックバードです。マッハ3の超音速で高空を飛び、敵地の偵察活動を行っていました。映画トランスフォーマー2の1シーンでこの場所が登場し、ストーリーの重要なポイントとなります。

type2fighter-nick 二式複座戦闘機屠龍
翼の無い胴体のみながら、日本製の二式複座戦闘機屠龍です。日本本土が空襲された際に、B29等の迎撃に使用されました。アメリカ軍は戦中・戦後と各種兵器を実験資料として接収しています。戦いに勝つために、相手の弱点を探って自分達の強みを生かしていったのです。

irving-night-fighter 夜間戦闘機月光
後ろの大型機と共に展示されているのは、夜間戦闘機月光です。戦争末期に大型爆撃機の迎撃に使用されました。後ろに展示されているのは広島に原爆を投下したB-29”エノラ・ゲイ号”です。

一時期展示方法について議論になっていましたが、日本の航空機と共に展示しているのは、戦争の愚かさ(相互に大きな痛手をこうむること)を現していると感じます。

私には良いも悪いも無いと思いますが、何も知らない若い世代がここを訪れる度に、”何故このように展示しているのか?”と疑問を感じられればそれで良いと思います

concorde コンコルド
ここまで軍用機が続きましたが、もちろん民間機も多数展示されています。例えば超音速旅客機として有名になったコンコルドです。事故によって廃止となりましたが、運用の手間やコストを考えるといつかは無くなってしまう運命にあったのではないでしょうか。

concorde-museumoflight コンコルド
なおアメリカ、ワシントン州シアトル近郊のThe Museum of Flightでは機内を見学することも可能です。


space-shuttle スペースシャトル(モックアップ)
冒頭にも掲載しましたが、スペースシャトルまでもが収蔵されています。(※こちらの写真は2005年当時のためモックアップ)  現在実際に展示されている機体はスペースシャトル”ディスカバリー”です。

アメリカ国内でも人気が高い展示であるスペースシャトル。スペースシャトルの引退後は、当面通常型のロケットが宇宙への足として多用される予定です。

type4-fighter-frank 四式戦闘機疾風
ここまで簡単にご紹介しましたが、中は非常に広くじっくり見たければ2日はかかる規模です。本館も別館も入場は無料ですので、主要な目的地としてご訪問される事をお勧めします。




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