2015/12/25

【Car Guide】シトロエン C-ZERO CITROEN C-ZERO [三菱i-MiEV OEM版](Frankfurtモーターショー2015#14)

シトロエン C-ZERO CITROEN C-ZERO
自動車業界では一般的に普及したOEM(相手先ブランドによる生産)。三菱自動車が力を入れている電気自動車もその対象になっています。




シトロエンブランドのi-MiEV

シトロエン C-ZERO CITROEN C-ZERO2
事実上ルノー系列になったと言える三菱自動車。ここ5年程度の動きを見ると、プジョー・シトロエンとの繋がりが深かったと言えます。今回ご紹介するシトロエンC-ZEROは、三菱の電気自動車アイミーブのOEM版。ステアリング、ホイールのエンブレムはシトロエンですが、中身はそのままアイと同じです。

三菱i-MiEV MITSUBISHI i-MiEV
こちらは三菱のi-MiEV(欧州仕様)。一見違いはありませんが、フロントグリルのカラーやヘッドライトの色で差別化がなされています。

i-MiEVは現型のアイ(ガソリン仕様)が存在するため、差別化としてクリア系のパーツを何箇所かに使っています。一方C-ZEROはガソリン仕様に採用されている、ブラック系のパーツを使う事で初期型のガソリン仕様に近い見た目となっています。

電気自動車モデルでも原型のアイと同じ配色が好みの人は、むしろC-ZEROをチョイスする方が良いという事です(もちろん日本では買えませんが!)。

iのマニアックな部分は引き続き採用

三菱i
元々iのガソリン仕様はデザイン以外に非常にマニアックな仕様で市場を驚かせました。エンジンを後部フロア下に置いたMR仕様。そして前後でサイズの違うタイヤの採用(145/65R15 & 175/55R15)。まるでスポーツカーのような仕様で、マニア受けしたとも言えます。

電気自動車化されてエンジンは消えましたが、代わりにモーターが搭載され、マニアックなタイヤ仕様は健在です。一見売れ行きにはネガティブな側面も、そのまま新製品に活かしたり、OEMしてしまうのが三菱のすごいところかもしれません。

見た目は近代的で今でも古さを感じさせませんが、初期のガソリンターボ仕様が発売されたのは2006年のこと。流石に設計の古さが気になるところですが、発売直後のモデルでも素性は確かで本当に速くて、安定感のある運転しやすい車でした。軽自動車というより、コンパクトカーの仕上がりです。電気仕様も基本のベースは変わりませんから、乗って楽しめるに違いありません。




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